武田流弓術秘伝書です。享保十年八月、加藤彦兵衛より三浦五郎衛門に印可された伝書です。一部絵入りで全長4.2ｍもあり、全体に焼けがありますが数年前に数万円掛けて表具して、全体に裏打ちされています。写真でご判断の上、ノークレーム・ノーリターンでお願いします。何分古いものですので、細かな小傷等、気になさる方は絶対入札しないでください。弓馬の名門武田流の伝書は市場でもめったに出ません。配送は宅急便の着払いのみで他の配送方法はお受けできませんのでご注意ください。また、受取連絡の遅い方には悪い評価がつきますのでご注意ください。
武田流弓術。
武田信光。仁平二年出生。幼名光寿丸、甲州石和生まれで石和五郎と称した。承久の変に功あって安芸の守護に補され、剃髪して光蓮と号し、世人は伊豆入道という。新羅三郎義光の弓馬に長じ、笠縣・犬追物・流鏑馬に巧みで小笠原長清、海野幸氏、望月重隆と並んで弓馬の四天王と称された。宝治二年死去。八七歳、法は逸見派より伝え、術は日置流より伝授したといい、または武田義清とし、あるいは流祖の名を闕（けつ）にして、二代を梶山播竜としている伝承もある。「日本武術諸流集」には武田信宗を祖としている。いずれにせよ甲州、武田信玄公の血統であるのは間違いないであろう。
